酵素にダイエット効果はない!?酵素を飲んでも意味がないのは何故?

酵素ドリンク。最近人気ですよね。青汁にも酵素の配合されたものが増えてきております。しかしこの酵素、実は飲んでもあまり意味がないということをご存知でしょうか。

当記事では一部の青汁に含まれる酵素の効果やメリットなどについてお話しいたします。

酵素は効果なし!?知られざる酵素の真実

青汁には「植物発酵エキス」が配合されていることがあります。野菜や果物を発酵させたものを植物発酵エキスと呼んでいるのですが、これがいわゆる酵素だと思っていただければ結構です。

植物発酵エキス配合の青汁を指して、酵素ドリンクの側面もあると言われることがあります。たしかに酵素が含まれている飲物という意味では酵素ドリンクでしょう。

しかし重要なことは、その酵素が一体どのような働きを示すのか、示さないのか、つまり飲んで意味のあるものなのかどうかです。結論を申し上げれば、酵素を飲んでもほとんど意味がありません。

酵素を飲んでもあまり意味がない理由

では何故、酵素を飲んでもあまり意味がないのか。それは酵素はたんぱく質の一種であり、胃や小腸で消化、分解されてしまうからです。

普通の食べ物と一緒で、細かく分解されてただの栄養分として吸収されてしまうんですね。酵素はたんぱく質ですから、アミノ酸やペプチドに分解されます。

酵素ドリンクを飲むと痩せる。そんな話を聞いたことのある方も多いのではないかと思います。しかし先ほど言ったように、酵素は経口摂取してもアミノ酸やペプチドに分解されてしまいます。

果たしてアミノ酸やペプチドを飲むことで、体重や体脂肪が減ることがあるでしょうか。はっきり申し上げれば、そんなことはありません。よって酵素は飲んでもあまり意味がないのです。

アミノ酸はかろうじて、体作りのサポートをしてくれるという意味では、ダイエットに役立つ存在と言えるかもしれませんが、だったら酵素などではなくアミノ酸系のサプリメントやドリンクを飲んだほうがよっぽど良いでしょう。

酵素を飲むと痩せると言われる理由

しかし、だとしたら何故、酵素を飲むと痩せるという説がこれほど広まったのでしょうか。その起源はアメリカのエドワード・ハウエルという人物が唱えた「酵素栄養学」にあるとする見方が強いようです。

人間が体内で合成できる酵素の量は限られており、20代をピークに体内の酵素はどんどん減っていく。

酵素が減ると免疫力や基礎代謝が低下し、肌荒れなどが起こりやすくなるとともに、太りやすくもなる。酵素を摂取することよってそれを防ぐことが可能だ。まあ大雑把にいえばこのような主張でしょうか。

ですが先ほども申し上げましたように、酵素は経口摂取したところで胃や小腸で分解されてしまいます。

また、もし仮に消化されずに、活性を失うことなく体内に残存することができたとしても、酵素は特定の環境下でしか活性化しない性質を有する(至適pHや至適温度)ため、体内にすでにある酵素の代わりになることはほとんどできないのです。

酵素を摂るメリットは?

酵素を摂るメリットは、「消化酵素は消化の助けになる」というくらいで、ダイエットという面でいえばほとんどメリットはありません。むしろデメリットのほうが多いといえます。

こちらのサイトには健康被害の報告数がまとめられていますが、健康食品の項目において、酵素系サプリメントの被害報告は21%にも上っています。

下痢になって医者にやめるように言われた、といった報告もあるのです。酵素は消化しにくいように生のまま配合されることもあるようですが、結局それはただ消化しにくいというだけで、体内で特別な働きをするわけではありません。

消化の悪いものを食べてお腹の調子が悪くなるのは当然のことです。もちろんその人の体質もありますけれどね。

では何故酵素を配合するのか

酵素を配合した青汁はたくさんあります。それほど意味はないのになぜこぞって酵素を配合するのかというと、単に流行りに乗っかったというところが大きいのではないかと思います。

現に酵素を飲むと痩せると思い込んでいる人も多いわけで、商品を売るために仕方なく、といった部分もあるのかもしれません。

酵素でお腹を壊すかどうかは、その人の体質にもよります。酵素配合の青汁を飲んでなんでもない方もいれば、お腹を壊してしまう人もいます。自分はちょっとお腹を下しやすいほうだ、との自覚のある方は、生の酵素配合の青汁を飲むのは避けたほうが良いかもしれませんね。

まとめ

以上、酵素のメリット等についてお話しいたしました。

酵素は胃腸で消化、分解されてしまううえに、特定の環境下でしか作用しない性質を有するため、飲んでもあまり意味がありません。

しかもそれを消化するのに胃腸は負担を強いられ、場合によってはお腹を下してしまう可能性もあります。お腹を下しやすい方は、酵素配合の青汁は避けたほうがよいでしょう。